トレード手法と使うタイミング2

有効なトレード手法でも使うタイミングが適切でなければ
さっぱり儲からないトレード手法になってしまいます。

例えばテニスのダブルスでのロブ(高く深く打ち返すこと)。
ロブをタイミングよく上げるととても有効なポイントになります。
相手の前衛に対して打つぞと見せかけてのロブは
有効なポイント源のひとつです。
相手の前衛は強打が来ると思って重心が少し前へ傾いているので
そのタイミングでロブを打たれると反応できなくなってしまい、
ポイントを取ることができます。

しかし
ロブしか打てない、ロブばっかり打っているとしたら
相手の前衛はロブしか来ないと思っているので
いつでも下がってスマッシュ体勢に入ることができ
楽々とスマッシュを打てるので
相手のポイントになり易くなってしまいます。

タイミングよく打つロブは有効なポイント源となりますが
それ以外はピンチを招く源となってしまいます。

トレードも似たようなところがあります。
あるトレード手法が適切な時に行われると面白いようい儲かりますが
適切でない時に行われるとなかなか儲からないし
それどころか資金を減らしてしまうこともあるでしょう

もみ合いが続いている相場での順張りはなかなか利益があがりません。
勢いよく上昇していく相場で押し目を待っていると
押し目もなく上げていきトレードチャンスを逃す羽目になります。
そしてやっと押し目が来たと判断して買いエントリーをすると
押し目ではなくすでに反転して下落の始まりだったり、なんてことも。

テニスの場合はロブを打つタイミングを戦略や心理的作戦で
自ら作り出すことができる、
つまりチャンスを自分でつくる事ができますが
トレードの場合はそうはいきません。
相場を自分で形成するとこは大口トレーダーでもなければ無理です。
タイミングを作り出すことができないのであれば
タイミングが来るまでじっと待っていなければなりません。
そしてタイミングが来たと判断した時に即実行できるように
準備を怠りなくしておくのが大事です。

もちろんトレンド相場で順張り、レンジ相場で逆張りと
相場状況に合わせて複数のトレード手法を使い分け、
臨機応変にトレードしていけることが理想ですが、
まず、これだけは出来るという鉄板パターンを持つことが先です。

トレード手法と使うタイミング

あるひとつのトレード手法を使って利益を出すことができました。
しばらくして
あれ? ちょっと前までうまくいっていたのに、
最近うまくいかないなあ、と感じることはありませんか?

稼ぐためにまず一番に身につけなければならないものは
最低ひとつ以上の有効なトレード手法です。


もうひとつ大事なのは
そのトレード手法を「適切なタイミングで使う」という事です。

本や教材などからトレード手法を学ぶことができますが、
そのトレード手法をいつ使うのかを判断するのには
少し時間がかかるかもしれません。
これだけは
自分で相場と向き合って経験をつんでいくしかありません。

例えば買いの順張りを学んだとします。
はじめのうちはなんだかうまくいっているようないってないような・・・
そのうち
おっ? なんだか調子よくなってどんどん儲かるぞ♪
と感じます。
そして相場全体を見るために
日経平均やマザーズ、ジャスダック指数のチャートを確認してみると
順調な右肩上がりのチャートだった、
と気づくでしょう。

そうです。
買いの順張りと上げ相場とがうまくマッチして儲けることができたのです。
この上昇相場の期間は状況が続く限り買いの順張りだけやっていればいい
ということになります。

ところが相場はいつか状況が変化します。
相場の状態は3つあるといわれていますよね。
1・上げ相場
2・下げ相場
3・1でも2でもない相場

3はある一定の幅を上下するレンジ相場の場合もあれば
もみ合い幅がぎゅーっと縮小してきてほとんど動きのない相場もあります。

買いの順張りというひとつのトレード手法のみでトレードをしている場合は
1の上げ相場だと判断できたときにだけトレードをして、
2の下げ相場や3のレンジ、もみ合い相場はトレードしない
と判断できることが非常に重要になります。
もっとも2や3の状況では買いのサインはほとんど出ないので
(相場の状況とまったく関係なく動く銘柄を発見できた場合は別ですが)
トレードチャンス自体がないと思います。


問題なのは
トレードチャンスがない状況でトレードをしないで我慢できるか、
それとも
無理やりトレードをしてしまうかです。

そこが勝ち続けることができるトレーダーと
勝ったり負けたりするトレーダーの境目です。

チャートポイントでのブレイク

価格が上がって行ってはね返されて反落するポイントがあるとします。
過去のチャートを見ても同じようにそのポイントで何回もはね返されています。
たくさんの人がそのポイントをチャートポイントとして見ており、そのポイントの下では
売る人がたくさんいるので反落します。


そのポイントを仮にAとします。
Aのポイントで売る人というのは、もともと買いポジションを持っていてAのポイントまで上がると
売りが出やすいところなのでいったんは利益を確定するために売ります。
ポジションを持っていない人は、価格がAに近づくと反落するポイントだと認識しているので、
新規の売りポジションを持ちます。

レンジ相場での逆張りトレードです。
レンジの下で買って上で売り、上で売って下で買い戻すということを繰り返して利益を得ます。
レンジが続く限り逆張りが有効に働きます。

Aポイントはそのレンジの上の抵抗線です。
ある日突然Aのポイントを価格が上抜けていきました。さて、どうなるでしょう。

レンジのブレイクを狙った順張りトレーダーがチャンスが来たぞと買いエントリーをします。
それに加えて、Aのポイントの下で売っていたレンジの逆張りトレーダーが損切りを実施します。
レンジの逆張りトレーダーはレンジ相場を前提としていますので(Aのポイントでは反落することが前提)、
レンジが崩れたら想定外ということで、
レンジの抵抗線であるAのポイントを上抜けたら損切りです。

つまり
Aのポイントを上抜けると順張りトレーダーの新規買いと逆張りトレーダーの返済買いが起こるので
たくさんの買いが集まって価格が急上昇することもあるのです。

このような魅力的なチャートポイントでは逆指値注文を使って上昇に乗りたいですね。

 

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