自分のパターンを変える

例えば自分の買いポジションの損切りパターンを思い浮かべます。

1・思考のパターン
あ~~下がってしまった。せっかくいままで順調に利益を積み重ねていたのに。
もうちょっと上がらないかなあ。
2・感情のパターン
イライラ、さっきまでの気分がすっかり不快に変わり、欲求不満。
3・行動のパターン
イライラしながら価格を見守る。なんとか買値付近まで戻し損切りを実行しようとするが、
また下がったので様子を見て・・・・損失が大きくなってから損切りを実行。

損切りの状況になった時に、思考・感情パターンが不快なストレスを引き起こすと
それに続く行動パターンが最悪の結果にもなりかねません。

1と2の思考・感情パターンを変えてしまえば3の行動が変わってきますね。

トレードで稼ぐことをお店を経営して商売することと同じだと考えてみましょう。
お店で売り上げを得るためには商品を仕入れたり、設備投資のために必ず出費します。
この必要経費がなければお店を経営することはできません。

トレードは利益確定と損切りを重ねていって最終的に利益が残るようにします。
すべて利益確定だけのトレードは不可能ですよね。損切りを絶対しないためには
トレードをしないということ以外には方法がありません。利益確定をするためには
ある程度の頻度で損切りをすることが絶対必要です。利益確定には損切りが絶対必要なのです。
損切りはお店の必要経費と同じでトレードの必要経費なのです。

お店の仕入れコストを増やすということは売り上げを増やすということを期待します。
単価の高い商品の方が一般的により多くの売り上げも見込めますね。
トレードの損失額が大きい方が利益も大きくなるということです。

ちょっと話が飛んでしまいましたが、手法が適切であればリスクを取って大きなロットサイズで
トレードすればより大きな損切りをすることになりますが、その分、より大きな利益が期待できます。

少し話を戻して、
とにかく損切りは必要経費であり、払っていればそのうち利益が生まれています。

ですので1と2の思考・感情パターンは
はいはい喜んで~。商売するためにどんどん払いますよ~。
→3・将来の期待を込めて払うものはさっさと払う。

こんな感じにすると不快なストレスは発生せず、即決損切りの行動パターンに行き着きそうです。
お店の商売として考えてみましたが、思考パターンはもっといろいろなパターンを作れそうですね。

面白そうなパターンができたら、実際のトレードでの状況で当てはめて下さい。
そして何回も繰り返して習慣付けて下さい。繰り返せば繰り返す程そのパターンは鉄板になります。

ついでに脳の特性も利用しましょう。
現実と仮想の区別がつかない脳の特性です。
すっぱそうな梅干が目の前に出てくると唾液が出ますが、
すっぱそうな梅干を想像しただけでも唾液は出ます。
それと同様に、実際のトレードで思考パターンを繰り返すのが効果的ですが、
イメージの中でその状況を思い浮かべ、思考し、決断、実行のパターンを繰り返すのもとても有効です。

早く学習して習慣化してしまえば早く楽になりますね。

自分のパターンを知る

トレードである状況になるといつも同じ思考をし、いつも同じ行動をしてしまう
ということに気が付いているかもしれません。

エントリーサインが出ていてもどうしようと迷っていまい、チャンスをよく逃す。
利益が出たら、すぐ下がってしまう気がして、早々に手仕舞いしてしまう。
価格が損切りポイントに近づいてくると、損が小さくなるのを待って、損切りを遅らせる。

ある状況になると決まって同じように考え、行動しています。

人はそれぞれが持っている特有の行動パターンがあります。
ある事柄に対してどう感じる傾向があるか。
ある事柄に対してどのように捉えて思考するか。
そしてその結果、ある事柄に対してどのような行動をする傾向があるのか。

これらの感情のパターン、思考のパターン、行動のパターンの3つは
世の中をうまく生き抜いていくために子供の頃からずっと学習してきて身についたものです。

ところがいままでの人生に役に立ってきたこれらのパターンは
トレードをするためには役に立たないことが多いのです。
いままでのパターンで対処が可能であればもっと稼げる人が多いはずですよね。
ところが現実は・・・・・

トレードで勝つためには自分のパターンを知り、変えていく必要があります。
トレードにおける好ましくない決断や行動を避けるためです。

まずは自分のパターンをしっかり把握します。

それには日誌をつけるのが効果的です。

日誌に書くのは
1・トレードの状況(例:買いポジションが損切り価格に接近してきた。)
2・その時頭に浮かんだことや感情、そして決断したこと(例:うわっっ、せっかく利益を
積み重ねてきたのに利益が減っちゃうよ。もうちょっと上がらないかな。すこし
様子を見てみる。)
3・結果(最初の損切り価格よりもっと下がってしまい結局利益が減るどころか、
今日の利益を全部なくしてしまった。)

こんな感じで毎日日誌をつけていくと、何回も出てくる自分の「よくあるパターン」
はっきりわかります。

自分のパターンを変えるためにはそのパターンの出現する状況や、そのパターンによって
どれだけ3の結果に悪影響を及ぼしているかなど、具体的に認識できることが大切です。

はじめの決断を変更してしまう

利益を出ているポジションをずっと持って利益を伸ばしていたのに、
少し押されて利益が減ってしまう不安に襲われ予定より早く手仕舞いしていまった。
ずっと方向感のない相場でトレードチャンスがなく欲求不満から、余計なトレードをしてしまった。
最初に躊躇してしまい、最初に買うべきポイントからもうかなり上がってしまっているのに
つい買ってしまった。
損切りポイントで様子を見てしまって損切りが遅れた。

このような経験は何度もします。
市場の動きに対して、不快なストレスをためていると
するべき決断を変更してしまう可能性が大きくなってしまいます。

冷静に成り行きを観察している時は的確にはじめの決断を実行しやすいですね。

市場の動きに対する感じ方は認識の仕方によって異なります。
状況の認識の仕方は人それぞれで、自分のフィルターを通して認識します。
どんなフィルターを通して市場の動きを見ているか、
それを知ると不快ストレスを溜めずにすむかもしれません。

例えば、
買いポジションを持っていて順調に利益がでているとします。損切りポイントを買値にズリ上げます。
すると価格が下がり利益がなくなってしまうと感じます。最近あまり稼ぐことができず、
今日は利益を出してトレードを終わりたいと考え薄利で手仕舞いしてまいました。
後からチャートをよく見てみると手仕舞いしたポイントは抵抗線の上であり、
絶好の押し目買いのポイントだったということがわかります。

これは「なんとしても利益を出したい」というフィルターを通して値動きを見ているために
いったんの押し目を脅威と捉えているためです。価格の下落が脅威なのではありません。
価格の下落をフィルターを通すことによって利益がなくなる脅威と認識してしまっているからなのです。

トレード日誌に市場の動きとそれに対してどのように感じているかを書き出すと効果的です。
ストレスを感じているときに、どうしてそんなに不安を感じているのかいつも自問して
そのフィルターの正体を知り、ゆがんだ見方で市場を見ないように気をつけることで
余計な不快ストレスを避けることができます。

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